Dockerを利用する際の懸念点
Dockerを利用する際の懸念点を備忘録のついでにまとめます。
2倍のネットワーク遅延
Docker用いることの弊害としてネットワーク遅延が挙げられます。Docker NATは本来のLinuxよりも2倍の遅延が発生することが報告されています。そのほかにRedisの運用でもDocker NATでの遅延が挙げられています。これらの遅延はコンテナ作成時に--net=hostオプションを付与することで改善するとのことです。将来的にはKubernetes等のクラスタ管理ツールがこの問題を解消するかもしれません。
Dockerイメージの脆弱性
公式Dockerリポジトリ21件の内、約24%が重大な脆弱性を抱えているとの報告がありました。それらの脆弱性は古いベースイメージが起因しており、継続的なセキュリティ更新を必要性を呼びかけています。自身で作成したイメージもさることながら、公式イメージのセキュリティ更新も定期的に行う方が良いでしょう。